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「高齢者講習ってどんなことをするの?」「緊張して失敗しないか不安…」「初めてでよくわからない」
70歳以上の方が免許更新時に受ける「高齢者講習」は、誰にとっても初めてのときは不安なものです。特に75歳を超えると「認知機能検査」も加わり、内容も少し変わってきます。
この記事では、初めて高齢者講習を受ける方やそのご家族に向けて、当日の流れ・準備・緊張の対策・体験談を交えながら、安心して講習に臨めるように丁寧に解説します。
高齢者講習とは?
高齢者講習とは、70歳以上の方が免許を更新する際に必要な講習です。道路交通法で定められており、講習を受けて修了証を取得しないと免許の更新手続きができません。
75歳以上になると、更新前に「認知機能検査」も義務化されており、検査の結果によっては追加の講習や運転技能検査が必要となることもあります。
講習前に届く「ハガキ」とその意味
免許更新の2~3か月前になると、運転免許センターから「更新のお知らせ」が記載されたハガキ(更新連絡書)が届きます。
このハガキには、以下の重要な情報が書かれています:
- あなたが受けるべき講習の種類
- 指定の教習所名・電話番号
- 予約の方法
- 必要な持ち物と費用
このハガキが届いたら、できるだけ早く予約を取るのが鉄則です。特に午前中や週末の枠はすぐに埋まってしまうため、油断していると「免許更新に間に合わない!」ということになりかねません。
高齢者講習の流れをわかりやすく解説
ここでは、初めて講習を受ける方に向けて、当日の一般的な流れを紹介します。
① 受付(開始30分前には到着を)
受付では以下を提出します:
- 運転免許証
- 更新連絡書(ハガキ)
- 講習費用(現金のみの所も)
受付後は、名前が呼ばれるまでロビーや待合室で待機します。
② 適性検査(視力・反応速度など)
最初に行われるのが適性検査です。内容は以下のようなもの:
- 静止視力・動体視力の測定
- 周辺視野(視界の広さ)のチェック
- 反応速度の測定(ランプが光ったらボタンを押すなど)
すべて短時間で終わりますが、メガネや補聴器が必要な方は忘れずに持参しましょう。
③ 座学(講義)
次に、教室で交通安全に関する講義を受けます。
- 最新の道路交通法の解説
- 高齢ドライバーに多い事故パターン
- 運転を続ける上での心構え
映像を見ながら、テキストを使って説明してくれるため、文字が読みにくい方でも理解しやすい内容になっています。
④ 実車講習(またはシミュレーター)
最後は、教習所のコースやシミュレーターを使って実際に運転をします。
- 発進・停車・カーブ・バックなど基本操作
- 教官が隣に同乗しアドバイス
基本的には「試験」ではないので、リラックスして臨みましょう。
初めて受けた人の体験談
ここでは実際に高齢者講習を受けた方の体験談を紹介します。
● 体験談①「緊張していたけど、教官が優しかった」
「最初は緊張で手が震えたけど、教官の方が『気軽に構えてくださいね』と声をかけてくれて安心しました。実車も『できる範囲で大丈夫ですよ』と励まされて、なんとか終えることができました」
→ 初めてでも丁寧に対応してくれる教習所が多いです。わからないことは何でも聞いてOK。
● 体験談②「思っていたよりずっとラクだった」
「もっと厳しいことを言われるかと思ったけど、むしろ『こうすればもっと安全ですよ』という前向きなアドバイスばかり。受けてよかったと思います」
→ 高齢者講習は“落とす”ためのものではなく、“安全をサポート”するための講習です。
緊張せずに受けるためのコツ
● 事前に講習内容を知っておく
この記事のような情報を読むだけで、心の準備ができて緊張が和らぎます。
● 十分な睡眠をとる
寝不足だと反応が鈍くなり、不安も増します。前日は早めに休みましょう。
● わからないことは何でも聞く
「これで合ってますか?」「聞こえにくいので、もう一度お願いします」など、遠慮せず確認しましょう。
● 家族に付き添ってもらう
教習所によっては家族の同伴が可能。移動や受付の手続きなどが楽になります。
よくある質問(Q&A)
Q. 落ちることはあるの?
→ 高齢者講習そのものでは「合否」は基本ありません。受講すれば修了証が発行されます。
Q. 実車講習が怖い。練習しておいた方がいい?
→ 久しぶりに運転する場合、家族の同乗で少し練習しておくと安心です。
Q. 認知機能検査が不安です
→ 落とすための検査ではなく、記憶力や判断力の状態を見るための簡易検査です。リラックスして臨んで大丈夫です。
当日の持ち物と服装
● 必須の持ち物
- 運転免許証
- 更新連絡書(ハガキ)
- 講習費用(現金が無難)
- 眼鏡・補聴器(必要な方)
- 筆記用具
● 服装のポイント
- 動きやすい服装(運転しやすいもの)
- ヒールやサンダルは避ける
- 冷房対策に羽織ものがあると便利
家族ができるサポートとは?
- 教習所までの送り迎え
- 予約の代行や確認
- 緊張している本人を励ます声かけ
- 内容の説明を一緒に確認してあげる
特に初めて受ける方は不安が大きいため、家族の支援が安心感につながります。
まとめ|初めての高齢者講習でも安心して受けられる
- 高齢者講習は70歳以上の免許更新に必須の講習
- 内容は講義・適性検査・実車講習が中心
- 初めてでも「落とす」講習ではないので安心
- 緊張を和らげるために事前に情報収集が大切
- 家族のサポートがあるとスムーズに受講できる
講習は、これからも安全に運転を続けるための“見直しの機会”です。
初めてで不安な方も、正しい情報と少しの準備があれば安心して受けることができます。
ご自身とご家族の安心のためにも、前向きな気持ちで講習に臨みましょう。